白鳥や

先日、有名なお蕎麦屋さんが火事になったらしく、みなさんがショックを受けている旨をTwitterのタイムラインで知ったのですが、私はそれを読んで違う意味でのショックを受けました。
どこかの建物が何らかの理由で消失しても、私は大してショックを受けないだろうと思ったからです。もちろん自分の家は別にして。

昔から、物や人との繋がりに執着しない性格で、友達も片手で数える程ですし、ふるさとからは離れて久しく、且つ結婚してから9回も引越し、実はその間につちかった人間関係はバッサリ切捨ててきました。
その頃の自分はあまり好きではありませんでしたし、その頃の人間関係も好きではなかった。携帯もない時代ですから、バッサリはいとも簡単に実現できます。
思い出すことはあっても、また繋がりたいとは全く思っていません。

高校生の時に
「白鳥や哀しからずや空の青海のあをにも染まずただよふ」という短歌を知り、私そのものだと思いました。
今も時々空を眺めては、そう感じます。別に悲しいわけでなく、人とはそんなものだと思っています。

昨日から、やっと届いた見本誌をお世話になった方や家族に配送の準備をしているのですが、この仕事を始めてから、私にも繋がっていたいと思える人が増えたなと感じました。
白鳥や哀しからずや空の青海のあをにも染まずただよふの気持ちは変わりませんが、私を応援して下さる人達の気持ちには応えていきたい、そう思っています。

もうすぐ発売日。本屋に並ぶのかな〜。写真撮らないとね!


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