表現の場

木曜日からの出張を終え、ついさっき奈良に帰ってきました。
家を長く空けた後には、必ず猫が色々やらかしているので、まず部屋着に着替えた後、雑巾を持って部屋中をチェックする作業が発生します。なぜか帰ってくる当日にしかやらないの。シッターではなく、私にわからせたいんだよね、きっと。賢いやつです。

さて、本日41歳になったわけですが、そんなことよりも土曜日に9号が出ました!
なかなかいいでしょ。写真ももちろんいいんですが、パターンもいい感じなんです。
毎回、パターンチーム責任者としては色々と反省点があるのですが、今回は今まで一番上手くいったと思います。
みなさんが作品を最後まで楽しく編めることを願っています。

表紙のOlgaのカウル、Tenchiは天地ですが、コントラストの強い2色を使用し、さらにヨリの強い糸で編むことで面白いテクスチャになる作品です。発想が素晴らしいOlgaらしいデザインだと思います。
実はモデルのnaoさんが着ているサンプルの糸そのものの入荷予定はなく、もう一つのバージョンの糸の到着を待っている状態。年内に届けばいいかなと願ってはいますが。
でね、よく考えると、糸屋としては、出版する表紙の写真の糸を仕入れないっておかしいと思うわけです。
でも、それをお客様に言われるまで、私はおかしいって全く気がついてなくて!そのことが自分でおかしかった。
私達は、純粋にいいと思った写真を選んだだけなんですよね。私はあの写真が本当に好きで、あーよかった、いい写真があって!いい雑誌になるね!って喜んだだけなんです。

雑誌は私達にとって決して糸の販促用なんかではなくて、表現の場である。

それを明確に認識した出来事でした。
Tenchiを編むには今の所、Larkがいいんじゃないかと思っています。お店でスタッフが相談に乗りますので、ぜひ京都店にいらしてくださいませー。プレゼントにも最適ですよね、あれ。

今年の出張はこれにて終了。
後は年末まで慌ただしく仕事をするだけです。私はお正月仕込みのために、パターンを書かないといけないんですよね。やれやれ。
明日は少しゆっくりさせて頂きたいと思っております。

Happy Birthday 自分!

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